
浮気を繰り返す夫の調査事例
浮気を繰り返す男性
世の中には、まるで浮気に人生をかけているのではないかと思えるほど、浮気を繰り返す男性が存在します。
浮気は一度きりの過ちというケースもありますが、中には何度も同じことを繰り返し、そのたびに相手を変えながら不倫関係を続ける人もいます。
今回ご紹介するのは、長年にわたり何度も浮気調査のご依頼をいただいている、ある奥様からのご相談事例です。
この奥様が初めて当探偵事務所に浮気調査を依頼されたのは、今から約15年前のことでした。
それ以来、数年ごとにご主人の浮気調査をご依頼いただいています。
当探偵事務所としては、もう常連のご依頼者様と言ってもよいほどです。
1年から2年に一度ほど、数日間の浮気調査をご依頼いただくという形が続いています。
離婚するつもりはない奥様
不思議なのは、奥様にはご主人と離婚する意思がないということです。
それならば、なぜこれほど何度も浮気調査を依頼されるのか。
そう尋ねたところ、奥様は次のようにおっしゃいました。
「その時々の浮気相手を知っておきたい」
「夫の行動をその都度、把握しておきたい」
つまり、離婚や慰謝料請求を目的としているというよりも、ご主人が現在どのような女性と関係を持っているのかを確認しておきたい、というお気持ちのようでした。
調査を行うたびに、毎回違う女性との浮気の事実が確認されます。
ひどい時には、調査期間中に複数の女性と浮気していることが判明したこともありました。
ご主人の浮気癖は、もはや一時的なものではなく、長年続いている習慣のようなものになっていたのです。
アパレル会社を経営するご主人
このご主人は、アパレル会社を経営している人物です。
根っから女性が好きなのか、若い女性社員を常に募集し、必ず数名は雇っているとのことでした。
そして、その女性社員を口説き落とし、交際し、浮気関係へと発展させているようなのです。
そのため、女性関係のトラブルは頻繁に起こっているようでした。
短期間で退職していく女性社員も多いらしく、社内でもある程度の噂になっていたのかもしれません。
ただし、仕事はできる人物のようでした。
女性と遊び歩いているにもかかわらず、会社の業績はかなり良好とのことでした。
経営者としての能力はある一方で、女性関係については非常にだらしない人物だったと言えるでしょう。
女性を口説く過程を楽しんでいるのか
このご主人は、女性との駆け引きが好きなのかもしれません。
あるいは、女性を口説き落とすまでの過程そのものが楽しくて仕方がないのかもしれません。
本人に直接聞いたわけではありませんので、本当のところは分かりません。
しかし、とにかく手が早い人物であることは確かでした。
社内の男性社員の中には、そんな社長の行状に呆れ果て、退職した人も少なくないとのことでした。
経営者として会社を大きくしている一方で、社内の女性社員に手を出し続ける。
そのような状態が長年続いていたのです。
約1年半ぶりの調査依頼
今回、奥様が当探偵事務所に来訪されたのは、約1年半ぶりでした。
またご主人の浮気調査をしてほしいとのご依頼です。
探偵としては、長く信頼していただいていることは大変ありがたいことです。
ご主人の会社は以前、千駄ヶ谷にありましたが、事業が大きく発展したのか、現在は青山の大きめのオフィスビルへ移転していました。
社員も増えており、男性社員が20名ほど、女性社員が60名ほどいるとのことでした。
以前よりも会社の規模は大きくなっており、それだけ女性社員と接する機会も増えていると考えられます。
タクシーを多用する対象者
このご主人はお酒が好きなのか、通勤には電車を利用しており、車に乗ることはほとんどありません。
しかし、調査上厄介なのは、タクシーを好んで頻繁に利用することでした。
ちょっとした移動でもタクシーを使うため、過去の調査でも何度か見失ってしまったことがあります。
ただ、長年の調査実績と信頼関係があるため、依頼者である奥様から苦情を言われることはありませんでした。
正直なところ、対象者がどこでタクシーを拾うかを完全に予測することはできません。
突然道路を渡り、反対側からタクシーを拾われれば、こちらがすぐに対応できないこともあります。
「それならバイクで尾行すればよいのでは」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、対象者が徒歩で移動している際に、バイクを押しながら自然に尾行することは非常に困難です。
とはいえ、何度も見失うわけにはいきません。
そのため、今回もタクシー利用を想定した準備を整え、調査に臨みました。
いつもの行動パターン
このご主人には、ある程度決まった行動パターンがありました。
気に入った女性社員がいると、必ずと言ってよいほど一緒に飲みに連れて行きます。
時にはランチに同伴させることもあります。
このパターンは、過去の調査でも何度も確認されていました。
今回の調査初日も、既に交際しているのか、これから浮気相手になるのかは不明でしたが、部下の男性社員2名と若手女性社員4名を連れて飲み会へ向かいました。
合計7名での飲み会です。
表向きは社内の懇親会や部下との食事に見えるかもしれません。
しかし、これまでの調査経験から、対象者がその中の女性社員に対して特別な感情を持っている可能性は十分に考えられました。
飲み会後の行動
飲食店に入ってから約3時間後、7名は店を出てきました。
最寄り駅前で一度散会したものの、その後、対象者は女性社員2名とともにタクシーに乗車しました。
女性社員を送っていくのか、それとも別の店へ移動するのか。
調査員が追尾を続けると、途中で女性1名が降車しました。
そのまま追尾を続けると、対象者ともう1名の女性は、ある商店街でタクシーを降りました。
2人はそのまま裏手にある小さなマンションへ向かい、3階の一室に入っていきました。
タクシーから降りた2人の様子からは、すでに親しい関係であるかのような雰囲気がうかがえました。
初対面や単なる上司と部下という距離感ではなかったのです。
女性社員の自宅を特定
そのまま張り込みを続けたところ、約3時間後の深夜2時半過ぎ、対象者である社長だけがマンションから出てきました。
対象者は近くでタクシーを拾い、そのまま帰宅しました。
調査初日にして、愛人と思われる女性社員の自宅を特定することができたのです。
その後、さらに5日間の調査を実施しました。
結果として、そのうち2日間、この女性社員と行動を共にし、女性の部屋へ入っていることが確認できました。
今回の調査では、この女性社員1名との関係しか確認されませんでした。
しかし、過去の調査結果と合わせると、これまでに関係が確認された女性は11人。
今回で12人目の女性ということになります。
ここまでくると浮気癖というより病気
浮気願望のある男性にとっては、夢のような話に聞こえるかもしれません。
しかし、ここまで何度も浮気を繰り返しているとなると、もはや単なる浮気癖というより、病気に近いものを感じてしまいます。
女性社員を雇い、気に入った女性を口説き、関係を持ち、また別の女性へ向かう。
その繰り返しです。
このようなご主人を持つ奥様は、これまでの調査結果に対して、いったいどのように対応してきたのでしょうか。
詳しい説明はありませんので、こちらには分かりません。
しかし、依頼人である奥様の心理についても、多少の疑問を感じてしまう部分があります。
今の生活を守りたいのか。
夫の女性関係を把握しておくことで安心したいのか。
離婚する気はないが、知らないままではいられないのか。
何かあった時のために証拠を残しておきたいのか。
調査の目的が一般的な浮気調査とは少し異なっているようにも感じられました。
夫婦の形はさまざま
世の中には、病気と思えるほど浮気を繰り返している男性がいます。
そして、そのような夫と婚姻関係を継続している奥様も実在します。
一般的には、配偶者の浮気が発覚すれば、離婚や慰謝料請求を考える方が多いでしょう。
しかし、すべてのご依頼者様が離婚を望んでいるわけではありません。
浮気相手を知っておきたい。
夫の行動を把握しておきたい。
万が一のために証拠を残しておきたい。
家庭や生活は壊したくない。
それでも真実だけは知っておきたい。
このような考え方もあります。
探偵事務所に寄せられる浮気調査の目的は、必ずしも一つではありません。
離婚のため。
慰謝料請求のため。
夫婦関係修復のため。
相手を知るため。
現状把握のため。
依頼者様の事情や考え方によって、調査の意味は変わります。
今回の事例は、まさに夫婦の形や浮気調査の目的が人それぞれであることを感じさせる案件でした。